『異世界チート魔術師』と検索すると「アナスタシア」という検索候補が出てくることがあります。
まだ「アナスタシア」を知らない方にとっては、「どういった人物」なのか、はたまた「精霊」なのかや考えを巡らせてしまうかと思います。
そこでこの記事では、『異世界チート魔術師』の「アナスタシア」について、詳しく解説を行なっていきます。
異世界チート魔術師「アナスタシア」とは？
ここでは、異世界チート魔術師の「アナスタシア」についてご紹介します。
アナスタシアは悲劇のヒロインとされるキャラクター
まずアナスタシアとは、異世界チート魔術師で登場する女性キャラクターの1人です。
魅力的な容姿に小悪魔的な性格をしており、登場時には大変人気があったとされるキャラクターです。
そして、主人公である太一に恋心を抱くことからヒロインの一人と言われることもありました。
しかし、登場して間もなく、悲劇的な死を迎えてしまいます。
この記事では、そんなアナスタシアの登場から死亡してしまうシーンまでストーリ形式で紹介していきます。
アニメ版の声優は誰？
異世界チート魔術師はアニメが公開されており、アニメにもアナスタシアは登場しています。
アナスタシアの声優は「真野あゆみ」さんです。
真野あゆみさんは2016年に放映された『マギ』で初出演を果たした女性声優です。その後は、アニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』でカサンドラ・イリオン役に抜擢されるなど人気作品への出演を果たしています。
原作「小説家になろう」では登場しない人物
アナスタシアは「ライトノベル」「漫画」「アニメ」限定のみ登場するキャラクターです。
つまり『異世界チート魔術師』の原作となる「小説家になろう」では、アナスタシアは登場していない人物だということです。
ライトノベルは、書籍化にあたってWeb版の「小説家になろう」の内容を一部修正して刊行しています。
「アナスタシア」も書籍化の修正によって追加された要素であり、「ライトノベル」で登場し、ライトノベルの内容をもとにつくられている「コミック」「アニメ」でのみ登場します。
アナスタシアの初登場シーンは？
アナスタシアはヒロインの一人とされる人物ですが、物語の最初から登場していたキャラクターではありません。
ここでは、アナスタシアの初登場シーンを紹介します。
ギルドからの依頼の同行者
太一がアズパイアに戻り、ギルドから依頼を受けます。依頼には同行者がいるということで、ギルドから指定のあった喫茶店で待っていたところ、強引にナンパをしている男性に絡まれている女性を見つけます。
その際に助けた女性が依頼の同行者であったアナスタシアでした。
- 漫画の初登場はコミック4巻17話
- アニメの初登場は5話「策動の匂い」
「アナスタシア」はもとは太一たちを襲った暗殺者
顔を明かしての初登場はギルドからの依頼の時になりますが、アナスタシアはもっと前に登場しています。
それは、太一に名前を明かした時に説明しています。
「アナスタシア」は、実はアズパイアの不穏分子として太一たちに倒され、ギルドに突き出された暗殺者の1人でした。
アナスタシアはその際に太一にあっけなくやられてしまいますが、アナスタシアはその時のことを激しい夜だったと太一に話しています。
- 漫画ではコミック2巻6話のお話
「アナスタシア」は太一に好意を抱く
アナスタシアは太一に好意を抱いていました。
初めは、暗殺者であった自分を一人の女性として扱ってくれたことがきっかけのようです。
自身の名前をアナと愛称で呼ばせたりします。
そして、太一の本当の強さを目の当たりにし、段々と惹かれていきます。
しかし、アナスタシアはこれがギルドの依頼であり、この場限りの関係になるかもしれないことを残念に思い始めます。
太一をからかうアナスタシア
もともとそういった性格であることもあるかもしれませんが、太一をからかう場面が見られます。
罠を解除する際に、お尻を突き出しているシーンがありました。
太一がこっそりと見ていたのに気づき、「私のお尻 形いいでしょ？」といった小悪魔的なセリフを言ったりします。
さらに「触りたい？それとも見たい・・・？」と際どい発言も。
これは太一に好意を抱いており、女性として見て欲しいからなのかは明確に述べられていないためわかりません。
太一の優しさに惚れる
暗殺者であるアナスタシアは一般人に比べて、圧倒的な力をもっていました。
太一にナンパを助けられた際も自身でどうにかできたという感じでしょう。
しかし、太一はそんな実力があるアナスタシアが暗殺者であったことを知りながら、「アナを護りたいからさ」と言ったセリフをアナスタシアにはっきりと告げます。
さらにその直後に、アジトのトラップであるゴーレムに殺されかけるところを太一によって危機一髪、助けられます。
自身で「あ 死ぬ・・・終わりなの・・・」とほぼ諦めかけていました。
そのあともレッドゴブリンを指揮するメロとミロを助けるなどといった太一の優しさを近くで見ていました。
その際に太一の優しさは自分に特別のものではなく、もともとの太一の性格だということがわかりながらも、自身が太一を好きだということを認めています。
アズパイア防衛戦で死亡
太一はアズパイア防衛戦で守りながら戦える自信がないといってアナスタシアに街で待機するように伝えます。
何者かの声によってアナスタシアは戦場へ
アナスタシアも太一の足手まといになるとわかっており、アズパイアの街で待機しておりました。
しかし、太一がツインヘッドドラゴンと戦闘を繰り広げている時、アナスタシアは何者かの声を聞きます。
このままでは太一との距離は縮まらないというものでした。
その声は特別な力をもっており、アナスタシアに正常な判断をさせないものでした。
そして、その声にうながされるままアナスタシアは太一がいる戦場へ向かうことになります。
ツインヘッドドラゴンの攻撃により死亡
ツインヘッドドラゴンと戦っていた太一は囮役を申し出ます。
そして、凛が残り、レミーラとミューラが街の人々の救援になります。
太一がギリギリの中、ツインヘッドドラゴンと戦っていると戦場にいるアナスタシアを見つけます。
アナスタシアは太一に声をかけられると、正気を取り戻ります。
しかし、自信がなぜ足手まといになるとわかっていながら、戦場に来たのか。
そして、どうやってここまで来たのかアナスタシアははっきりと覚えていません。
太一も熟練の暗殺者であるアナスタシアが考えもなく、戦地に赴くことは不自然だと考えます。
そこにツインヘッドドラゴンのすさまじいブレスが二人を襲います。
その攻撃により、アナスタシアは致命傷をおってしまい、戦場で命を落とすことになります。
- 漫画6巻28話
- アニメ7話「召喚術師」
アナスタシアの死によって太一の力が覚醒
アナスタシアは死ぬ直前に、太一に「無事に帰れたら女としてみて欲しい」「あなたと恋がしたかった」ということを伝えます。
太一はそんなアナスタシアを見て、「いいよ」と返事をします。
その言葉をきき、やっぱり太一は優しいと心の中で想います。
そんな太一に「君と出会えてよかった・・・」と伝え、アナスタシアは息を引き取ります。
エアリアルと正式な契約
アナスタシアが死亡したことで、力を求めます。
大切な人をまた失ってしまうのではないか、凛まで死なせることになるのではないかと。
そこで太一は召喚術師でありながら、力が使えないことに憤ります。
「力をよこせ！」と叫ぶ太一。
その太一の命令に応じて、エアリアルが姿を現します。
エアリアルの召喚に必要なことは、命令でした。
命令がなければ、精霊は召喚に応じてはいけないというルールがあります。
エアリアルの力を得た太一はアナスタシアの弔いをする
「もっと早く君と出会えていれば、アナを救えたかもしれないのに・・・」
そんな言葉をエアリアルにかけますが、エアリアルはルールであるため仕方がないといいます。
太一の叫びも苦しみもわかっていると、でもこれからは私がついていると太一に告げます。
エアリアルの力を得た太一はアナスタシアの弔い合戦を始めます。
エアリアル曰く、ツインヘッドドラゴンは「あんなトカゲ」扱いです。
そして、エアリアルの力を得た、太一はアナの弔いを成功させます。
【人間 ＜ ドラゴン、ヴァンパイア ＜ 精霊】
つまり精霊から見たら、どんなに弱いドラゴンも強いドラゴンもさして変わらないという感じです。
アナスタシアは生きている？復活の可能性は？
太一のもとに何者かの力によって誘い出されて、死んでしまったアナスタシア。
その性格や容姿から人気があったキャラクターであり、復活してほしいという声もあります。
しかし、物語の流れからして、太一の力を引き出すために必要であったことが「大切な人の死」であったといえるでしょう。
アズパイア防衛戦のあとに、太一含めた仲間たちでアナスタシアのお墓も作っています。
そのため、亡骸が偽物であり、まだ生きているという可能性は極めて低いと言えるでしょう。
また復活の可能性も同じくなさそうです。
ただこれは単なる考察であり、もしかしたらアナスタシアが何らかの形で蘇る可能性も捨て切れません。
これから契約する精霊の力によっては、可能になったりするかも・・・
そんな能力はまさしくチートですが、タイトルが異世界チート魔術師ですから少しは期待してもよいのかもしれません。
アナスタシアの扱いがひどいという声も
太一を愛していた女性であり、太一もアナスタシアのことを大切な人と認識しています。
そこでツインヘッドドラゴンに弔い合戦をしかけるわけですが・・・
決めたことはドラゴンを「追っ払う」ことでした。
ツインヘッドドラゴンをトカゲ扱いするエアリアルの力があるのにもかかわらずです。
そして、仲良くドラゴンと話し合いをしてもいます。
最終的には、話し合いの通りにブレスを破り、ドラゴンに一撃を加えただけで「仇は取ったぜ」と亡くなったアナにつげます。
アナスタシアが書籍化のために追加された要素であり、ドラゴンが今後の展開上必要なキャラクターである可能性もあったとすると、「殺す」のではなく、「追っ払う」というのは仕方がないことです。
しかし、そういったことを知らない漫画やアニメだけを見た読者の方にとっては、アナスタシアの扱いがひどいと感じる要素もあったといえるでしょう。
まさしく悲劇のヒロインであった「アナスタシア」
自身の恋が実る可能性が低くも太一に恋をしてしまったアナスタシア。
死の直前に太一に気持ちを伝え、息を引き取ります。
性格や容姿が魅力的なキャラクターであったっため、復活を望む声も多くある人気キャラクターといえるでしょう。
個人的にも本編でなくても、スピンオフとしてでも再登場してほしいキャラクターです。
アナスタシアの登場シーンから、息をひきとるシーンを見てなんども感動してしまいます・・・
あまり締まらないまとめになりましたが、以上が『異世界チート魔術師』のアナスタシアの解説になります。
アナスタシアのことを自身でもっと知りたいという方は「アニメ」や「漫画」を読んでください。
アニメであれば、無料で見ることができます。『異世界チート魔術師』のアニメを無料で見る方法については以下の記事をご覧ください。