漫画『転生したらスライムだった件』第69話のネタバレ・感想です。
漫画『転生したらスライムだった件』第69話「テンペスト復活祭」のネタバレ
リムルが目を覚ます。
リムルが見たのは、笑顔で「おはようごさいます」というシオンであった。
生き返ったシオンを見て、リムルは少し間をおいて「おはよう」と返す。
シオンはリムルに改めて礼をいうと、乗せていた膝からリムルをおろす。
シオンはご覧くださいと言うと、目の前には一人も欠けることなく生き返ったテンペストの住人の姿があった。
「本当に良かった・・・」と嬉しく思うリムル。
やはり、大賢者が言っていた円周率並みの成功率という点が心配だった様子である。
「リムル様」
そこにベニマルが姿を現す。
「色々と報告があるのですが・・・目覚めた後の約束を覚えておいでですか？」
とリムルに問う。
リムルが理性のない魔王になっていないか確認するための手段であった。
リムルが魔王になる前の回想に入る。
「俺が『シオンの料理は？』と問うので・・・」
「その答えが『クソ不味い』と、なんだこの合言葉」
ベニマル曰く、シオンが怒って文句を言いに目覚めてくる・・・
そんなゲン担ぎを願った合言葉であった。
もちろん、覚えているというリムル。
それではと、ベニマルが
「シオンの料理は？」
と問い、リムルが答えかけた途端
「え？私の料理がどうかしましたか？」
とシオンが気になった様子で尋ねてきた。
ベニマルを見ると、ニヤニヤしている。
はめられたと気づいたリムルは、大賢者に助けを求める。
が大賢者からは返事がない。
と智慧之王より大賢者が智慧之王へ進化したことを告げられる。
ベニマルがシオンと話をしている。
そこに智慧之王から回答をもらったリムルは、
「ベニマル君が決めた合言葉は確か・・・シオンの料理はクソ不味い」だったかな
と言い放つ。
シオンの背後の空気に亀裂が走る。
慌てて弁明するベニマルであったが、シオンはニコッと笑いながらベニマルと呼び捨てにし、満腹になるまで堪能させてあげるという。
その後は、反魂の秘術で生き返った村人からの挨拶が続く。みなはエクストラスキル完全記憶を得ていて、生前と変わらない知識と人格を持っていた。
リグルドが感激した様子で挨拶に来る。
わかった、わかったと言いくるめるリムル。
そして、見渡す風景に、祭りの準備でも始まったのかリグルドに尋ねる。
リグルドはリムルが目覚めたことで急遽祭りにすることを決めたという。
リムルはミルムが宣戦布告したラーザニアのことが気になっている様子であったが、かおるいい匂いにひきつられる。
と
「お料理の準備が整いました！さ お席にどうぞ」
とシオンが来た。
まるで葬式かのように静まりこむベニマルとリムル。
リムルは、なぜ俺まで食べることになっているんだとベニマルを問い詰める。
俺はいくというリムルをベニマルは一人にしないでくださいと必死に食い止める。
そこにシオンが来て料理を装い始める。
シオンの料理は、シチューのような何かであった。食材がまるごと入ってドロッとしている。
ベニマルは何やらいい顔をして、訳のわからないことを言い始める。
覚悟を決めたリムルは人の姿に変わり、シオンの料理を口に運ぶ。
となりではドキドキしているベニマル。
と
「あれ・・・？美味い！？」
と驚くリムル。
「馬鹿な！！」といいながら、口に運ぶベニマルも美味しいことを確認する。
そこでシオンが
リムルの魔王への進化の際に料理が上手くなりたいと念じたことを二人に伝える。
取得したユニークスキルは「料理人」。
なんでもどう料理してもイメージしたとおりの味になるらしい。
死の間際でそんなことを願うシオンをらしいと感じるリムルであった。
そして、リグルドの司会により、テンペスト復活祭（仮）がはじまる。
酒樽のたくさんあけるミュウランにおどろく様子や楽しむシオンの様子などみなで楽しむ風景が映し出される。
リムルもシオンから飲み物を受け取り、静かに祭りを楽しんでいる。
そこに
「我が君 魔王と成られましたこと 心よりお祝い申し上げます」
と悪魔が来る
「誰だ お前？」と返すリムルに心核にダメージをおったという悪魔
ランガが現れて、召喚した悪魔であることをリムルに伝える。
思い出したリムルは、長々と引き止めて悪かったね もう帰っていいよと伝える。
帰りたいのに許可を出していなかったから困っていたんだと考えるリムル。
とランガがあの者泣きそうです。とリムルに告げる。
ハラハラしながらその様子を見るランガ。
悪魔は召喚時にお願いしていた末席に加えて欲しいことを改めて伝える。
虚ろな意識の中で何やら約束をしたことを思い出すリムル。そして、上位悪魔でもないことにも何やら感づく様子。
そして、智慧之王より、他にいた2体の悪魔を反魂の秘術のエネルギーにしたことを聞く。
強うそうだし、叛意を持たれたら危険と考えたリムルは、仲間になることを許可する。
悪魔にリムルと呼ぶように告げると、名がない悪魔に「ディアブロ」と命名することにする。
おおっと言うリムルから、名付けによる魔素が半分くらい奪われる。
レベッカの時に奪われた魔素量が3割くらいだったことを思い出し、もっといくかと思ったと考えるリムル。
しかし、智慧之王曰く、魔王化により、魔素量は10倍くらいに増えていることを聞く。
それを聞いて、その半分をもっていったディアブロは化けものになるのではないかと不安に感じ始める。
ディアブロの進化が終わり
「感激で胸がいっぱいです リムル様」と告げるディアブロは、執事のような出で立ちで登場する。
そこに新しい仲間ですか？とベニマルが現れる。
そこには、ユーラザニアの三獣士がいた。
何やら彼らからミリムとカリオンの魔王同士の戦いの顛末を聴けるという。
漫画『転生したらスライムだった件』第69話「テンペスト復活祭」の感想
無事にシオン含めた仲間を生き返らせたリムルを待ち構えていたのは、シオンの料理を食べるという試練であった。
しかし、シオンはギフトで料理が上手くなることを望んでおり、見た目はすさまじいものの美味しい料理がつくれるようになったというから驚きです。
そのあとは祭りでみなが楽しむ様子が描かれており、悲しい雰囲気を払拭するようなお話です。
そして、新たに仲間となったディアブロ。彼は一体どれだけの強さを秘めているのか、とても気になります。
さらにさらに気になるのが、最後の1ページで描かれていた魔王ミリムとカリオンとの戦いです。続きも目が離せません！
