コミックゼノンで連載されている『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』第6話のネタバレ・感想です。
『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』第6話「一騎打ち-方悦の場合-」のネタバレ
「我と一騎打ちを望むものは前に出よっ!!」
呂布の声が地を裂くように響き渡る。
その問いに驚く武将たち。
個の武力がものをいうこの時代、一騎打ちは戦いの花とされていた。
呂布は腕を振り上げ、獲物で地面に線を引く。
そして、呂布はこの線より後ろに下がった場合は、自身の敗北とし、虎牢関を開くという。
大勢の武将に対して、一人挑む呂布に馬鹿にされたと感じた戦士たちは怒りがこみ上げる。
その問いに、大勢に武士たちが俺がやると叫び出す。
ある戦士が「そんなもの不可能だろ」と呂布を挑発すると
「ならば・・・ 試してみよ・・・!!」
呂布は笑みを浮かべながらそう答える。
チリリンッ チリリンッ
そこに鈴の音色が響く。
「私が出よう」
そう言い放ったのは河内太守・王匡配下「方悦士高」であった。
馬に乗る方悦の後ろから、大きな槍を持った老人が声をかける。
老人から槍を受け取った方悦は、槍を振り回す。その槍は重さ80斤もあろうかという剛槍。
この方悦は黒槍無双という異名をもった武士であった。
「私が今ここにあるのはほかでもない そなたのお陰
ありがとう」
そう老人に言葉を告げると馬を叩き呂布のもとへと駆け出し始める。
「参る」
そういって槍を突き出す方悦。
方悦は落ちぶれた槍術の名家生まれの武士であった。
5歳で槍をふるい始めて、15歳にして技を秘技までに磨き上げた逸材。
数十度の戦場を経験し、槍一本で将軍位まで上り詰めた方悦は黒槍無双と語られるようになっていた。
呂布に迫る方悦。
が
方悦の体が真っ二つに引き裂かれてしまう。
方悦は虎牢関の戦いにおいて、呂布に瞬殺された武士として名を残すことになったのであった。
方悦の死に嘆く老人。
「次」
呂布は気にもせずそう告げる。
『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』第6話「一騎打ち-方悦の場合-」の感想
圧倒的な力を見せつける呂布。
大勢の武将の前に見せる悠然とした態度にも惹かれるものもありますが、やはりその魅力は圧倒的な強さでしょう。
名のある武将を瞬殺してしまうほど。その強さ、その佇まいにやはり惹かれてしまいます。