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【完結】『八雲さんは餌づけがしたい。』最終巻(11巻)を読んだ感想

漫画『八雲さんは餌づけがしたい。』の最終巻となる11巻を読んだ感想です。

『八雲さんは餌づけがしたい。』最終巻(11巻)の目次

『八雲さんは餌づけがしたい。』最終巻(11巻)は、次の構成となっています。

  • 第72膳 迷い
  • 第73膳 最後のごはん
  • 第74膳 それぞれの道
  • 第75膳 お花見の夜
  • 第76膳 約束
  • 第77膳 手紙
  • 最終膳 八雲さんは餌づけがしたい。

【ネタバレ注意】『八雲さんは餌づけがしたい。』最終巻(11巻)のあらすじ

ここでは、最終巻(11巻)で描かれていた各話のあらすじを紹介します。

第72膳 迷い

大和は、監督がより強いチームにするために、全国から強い選手をスカウトしていることを知ります。

夕飯時に、それを理由に寮に入るのを辞退しようと考えていることを八雲さんに伝えます。

しかし、八雲さんは大和に野球に集中してほしいと伝えます。

いつまでもこの楽しい生活が続けばいいと思ってしまうが、やはりそれは自然ではないと大和に言います。

そして、未来のことを考えて欲しいと笑顔で伝えます。

それに大和は泣きながら答えます。

家へ帰り、引越しの荷物の中で寝る大和が描かれて、第72膳は終わりです。

第73膳 最後のごはん

大和の引越しの荷運びが終わり、大和の部屋で最後の昼ごはんを二人で食べます。

八雲さんはふいに大和に感謝の言葉を伝えます。

それは1年間、大和からたくさんのものをもらったことに対してでした。

八雲さんは旦那さんが亡くなり、落ち込んでいました。

しかし、旦那さんと同じように食べる大和と出会うことができ、変われたことで、なんとかやっていけると頑張る決意をします。

ご飯を食べ終わり、大和はいままでのことに感謝を伝えます。

大和と別れ、八雲さんは今日のご飯は何にしようかと悩み、第73膳は終わりです。

第74膳 それぞれの道

春合宿が始まる大和、旦那さんのお墓参りをする八雲さん。

八雲さんは、お墓参りの後に由梨と一緒にご飯を食べ、会話をします。

仕事がある由梨と別れたあとの帰り道、大和との思い出を思い返す八雲さんは、目に涙を浮かべます。

家に着いた八雲さんは、大丈夫と自分に言い聞かせます。

そして、パートへ行く準備を始め、第74膳は終わりです。

第75膳 お花見の夜

パート先の店が閉店になることを店長から告げられた八雲さんは、次の仕事はどうするか考えます。

悩んでいるとそのまま寝てしまい、21時になってやっと起きます。

今日行く予定だったお花見をどうするか悩む八雲さんは、大和との思い出を思い出し、今日行くことに決めます。

食べ物はコンビニで調達し、お花見ポイントに到着します。

そこには、ユニフォーム姿の大和が立っていました。

八雲さんが大和の名前を呼ぶところで、第75膳は終わりです。

第76膳 約束

大和は、八雲さんと一緒に花見を見るために、春合宿を抜け出してきていました。

そして、八雲さんとご飯を食べるようになって、誰と食べるかも大事であることに気づいたと話す大和は、ずっとこんな生活が続けばよかったと言います。

それは大和も不自然だとわかっており、寮に入ったことは後悔はしていないけど、八雲さんに寂しい思いはもうしてほしくないと告げます。

旦那さんの代わりにはなれない子供だけど、一緒にご飯を食べることはできると伝えます。

その言葉を聞き、旦那さんとの約束を思い出す八雲さんは、大和に抱きつきます。

顔を赤くした大和は、実力さえあればうちの野球部は自由がきくと八雲さんに話します。

それを聞いた八雲さんは待っていると返し、第76膳は終わりです。

第77膳 手紙

場面は、お花見の夜から数ヶ月経過したところです。

甲子園球場の前にいる大和に、八雲さんから励ましのメッセージが届きます。

手紙風の八雲さんの語りとともに、試合が始まる前にご飯の買い出しにいく八雲さんやこれまでに登場した人たちが描かれていました。

家に到着した八雲さんは、テレビをつけ、大和の試合が始まります。

これで第77膳は終わりです。

最終膳 八雲さんは餌づけがしたい。

大和が高校を卒業し、一年が経過したころのお話です。

高卒でドラフト入りした大和は、打点王になる活躍を遂げていました。

八雲さんは由梨と一緒におり、録画した大和の様子をテレビで見ていました。

由梨は仕事で出会ったデザイナーと結婚を決めていました。

昼ごはんを一緒に食べた由梨が晩御飯は何ときくと、八雲さんは気まずそうに答えます。

今日の晩御飯は、キャンプ終わりの大和が食べに来るということでした。

そして、大和が泊まる場所を聞く由梨。八雲さんはさあととぼけます。

夜になり大和が到着するときには、帰るはずの由梨は酔っ払ってしまっていました。

ただいまという大和は、さくらちゃんと一緒に来ていました。

そんな様子を電柱の陰から見るルイは、邪魔をしに行きます。

最後に、みんなでご飯を食べる様子が描かれて、最終膳は終わりです。

『八雲さんは餌づけがしたい。』最終巻(11巻)の感想

同じ気持ちだった八雲さんと大和は、高校卒業しプロになった後も同じような生活を続けていました。

お花見の時に旦那さんの代わりにはなれないけど、ご飯を一緒に食べることはできると告げた大和にはついうるうるしてしまいました。

八雲さんが、旦那さんとの約束を思い出し、抱きついてしまうシーンがさらに感動です。

八雲さんの左手には結婚指輪をつけたままで、はっきりとした描写が描かれていませんが、お泊まりするあたり大和と八雲さんの関係は進んでいるものかと思います。

ルイはあきらめているのかどうかわかりませんが、ハッピーエンドと言える終わり方でした。

きつねびより
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