この記事では、大森 藤ノ先生の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」で登場する『三大冒険者依頼』について解説を行います。
ダンまちシリーズ2ヶ月連続刊行!!
ダンまちシリーズ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 20」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア15」が2ヶ月連続で刊行します。2巻とも特装版の発売が予定されています。特装版は売り切れにならないうちに、予約をしておきましょう。
「ダンまち」の『三大クエスト』とは?
オラリオに存在する、下界全土から求められる3つある冒険者依頼のことです。
『三大クエスト』は、古代時代にダンジョンから地上に進出した強大な力を持つ、次の3体の怪物の討伐からなります。
- 陸の王者
- 海の覇王
- 黒竜
その①陸の王者の討伐
ベヒーモスの詳しい強さや見た目は不明です。
ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアにより討伐されています。
ベヒーモスの由来
旧約聖書に登場する陸の怪獣・怪物です。ベヒモスと呼ばれることもあります。
ゾウやカバ、サイなどの動物がモデルの伝説上の生き物とされます。
旧約聖書では、神に作られた存在とされています。
同じく神に作られた海に住むリヴァイアサンと二頭一対で語られることが多いです。
その②海の覇王の討伐
リヴァイアサンの詳しい強さや見た目は不明です。
ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアにより討伐されています。
リヴァイアサンの由来
旧約聖書に登場する海の怪獣・怪物です。レヴィアタンと呼ばれることもあります。
もとはクジラやワニなどがモデルとなっていましたが、近年では海蛇や龍で描かれることが多いです。
旧約聖書では、神に作られた存在とされています。
同じく神に作られた陸に住むベヒーモスと二頭一対で語られることが多いです。
その③黒竜の討伐
黒竜は、「隻眼の竜」と呼ばれる竜の王です。
ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアが討伐に挑戦しましたが、返り討ちに合い、主戦力を失いました。
黒竜の由来
ベヒーモスとリヴァイアサンと同一の存在と考えれば、旧約聖書が由来となっていると考察がされます。
しかし、旧約聖書では黒竜は登場しません。
空を象徴する怪物として、旧約聖書で「ジズ」が描かれていますが、巨大な鳥とされています。
とはいうもののベヒーモスやリヴァイアサンの姿形は、作品によって大きく異なります。
ただ竜といえば、ファンタジー作品で最強種として描かれることが多い存在です。
そのため、ジズをヒントに3匹目として、黒竜を考えた可能性も高いかと思われます。
2大クエストよりも、3大クエストの方がおさまりがいいですし・・・
原作で『三大クエスト』について語られているシーン
ここでは、原作である大森 藤ノ先生の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」で『三大クエスト』について語られているシーンをまとめています。
6巻「二章 Shall We Dance」ベルとヘルメスの会話
アポロン・ファミリアからの宴の招待の席で、バルコニーにいてヒュアキントスとゼニスの会話を聞いていたところに、ヘルメスより声をかけられて、ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアと合わせて、『三大クエスト』について説明を聞きます。
「黒竜」についての話題が多く「ベヒーモス」「リヴァイアサン」の詳細は不明
現状、原作では主に『三大クエスト』で唯一未達成の黒竜について焦点が当てられており、すでに討伐がされた「ベヒーモス」「リヴァイアサン」については詳しく語られているシーンはありません。
物語としてもストーリーに関わってこない限り、今後も「ベヒーモス」「リヴァイアサン」については語られることはほとんどないと予想されます。
ただし、黒竜についてはアイズが大きく関わっている描写がされており、重要な設定であると予想ができます。
黒竜については、こちらの記事で詳しく解説しています。興味がある方はぜひご覧ください。