この記事では、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」で登場する異端児(ゼノス)のメンバーである『アステリオス』を解説していきます。
ダンまちシリーズ2ヶ月連続刊行!!
ダンまちシリーズ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 20」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア15」が2ヶ月連続で刊行します。2巻とも特装版の発売が予定されています。特装版は売り切れにならないうちに、予約をしておきましょう。
【ダンまち】『アステリオス』とは?
理知を持ったモンスターである異端児(ゼノス)のメンバーの1匹です。
異端児(ゼノス)のメンバーとしては、新参者になります。
『アステリオス』の名前の由来
ギリシャ語で雷光を意味する「Asterios」にちなんでいます。
ギリシャ神話でのアステリオス
アステリオスは、ミーノース王の后とポセイドンより与えられた雄牛との間に生まれた牛頭人身の怪物です。
本来の名前はアステリオスですが、ミーノース王の牛を意味するミーノータウロス(ミノタウロス)という通称で呼ばれることが多いようです。
つまり「アステリオス」=「ミノタウロス」であることになります。
アステリオスは成長するに凶暴になり、ダイダロスによって建造された迷宮に閉じ込められることになります。
その後、英雄テーセウスが迷宮に潜り、アステリオスを始末します。
『アステリオス』の見た目
漆黒の体皮を持つミノタウロスです。特徴として、紅い双角を持っています。
よく黒いミノタウロスと呼ばれます。
ブラックライノスの亜種と言われますが、ブラックライノスは犀型のモンスターです。
アステリオスにはサイにあるような鼻の上の大きな角は持っていません。
最初にブラックライノスの亜種といったフィンは、ブラックライノスと同じ漆黒の体皮を持つためそういったのだと考えられます。
『アステリオス』の強さ
『アステリオス』の強さは、ギルドによりレベル7相当の脅威とされています。
このギルドの判断は、今後の脅威度を考慮に入れていますが、概ね合っていると考えられます。
『アステリオス』はベルと対決する前にオッタルと会っていますが、その際に両手が無事でも叶わないと自覚をしています。
オッタルはレベル7であり、ステータスはほぼSの強さを持っています。
そして、『アステリオス』はロキ・ファミリアのレベル6冒険者を複数相手取ることができています。
しかし、あとから登場したアイズに右腕を切られてしまいます。
これを考慮すると、原作の異端児(ゼノス)編で、『アステリオス』の強さはレベル6後半ぐらいと言えるでしょう。
回復した『アステリオス』は、その後また深層へと修行へと赴いています。
現段階でレベル7相当の実力を身につけていることは十分考えられます。
『アステリオス』と「ベル」の関係
異端児(ゼノス)としての『アステリオス』は、転生する際の憧憬・強い願望としてとある相手との再戦を望んでいます。
その相手が「ベル・クラネル」です。
異端児(ゼノス)としての『アステリオス』
『アステリオス』はオッタルが鍛え、ベルのレベル2への昇華のきっかけとなったミノタウロスの生まれ変わりです。
そして、死の間際に見たファイアボルトから、雷光を意味するアステリオスの名前をとったことになっています。
「好敵手」かつ「ヒロイン」
原作小説11巻のあとがきにて、著者の大森 藤ノ先生が本編3巻を書き終えた後に、ライバルは猛牛にすると決めていたと語っています。
『アステリオス』の声優は「杉崎 亮」さん
「杉崎 亮」さんは、アニメ1期で片角のミノタウロスの声優を担当した方です。
『アステリオス』は、片角のミノタウロスの生まれ変わりということで同じ方が声優を担当することになったのでしょう。