【ダンまち】禁忌の魔道具『殺生石』を解説|儀式が行われていたら春姫はどうなっていた?

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」で禁忌の魔道具とされる『殺生石』について、原作小説に記載している内容をまとめています。

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アニメでは語られていなかった『殺生石』の詳しい設定まで知ることができますよ。
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「ダンまち」の『殺生石』とは?

狐人(ルナール)の魂を石に封じ込める禁忌の魔道具(マジックアイテム)です。

玉藻の石と鳥羽の石を素材に生成することができます。

ルナールの魂を封じ込めた『殺生石』を所持することで、『殺生石』に封じられたルナールの妖術が使用可能となります。

『殺生石』を使用した妖術は、効果はオリジナルの妖術と変わらず、詠唱も必要ありません。

そのため、魔剣にも劣らないとされる貴重なマジックアイテムとされます。

妖術を使うには、『殺生石』の欠片でも良いので、魂を封じ込めた後は細かく砕かれることになります。

色は血のように赤く、拳大ほどの大きさです。

Check
殺生石を作り出したのは、ルナールだと言われています。

殺生石の原材料について

『殺生石』は、玉藻の石と鳥羽の石を素材にします。

ここでは、「玉藻の石」と「鳥羽の石」について解説していきます。

玉藻の石

玉藻の石は、ルナールが使う妖術の効果をはねあげる効果があるアイテムです。

玉藻の石の原料は、狐人の遺骨であり、死者の墓を暴いて作成するため、非合法の宝珠とされています。

TIPS
ヘスティアからの発言から予想するに子供の遺骨限定の可能性があります。

鳥羽の石

鳥羽の石は、別名「月嘆石(ルナティックライト)」とも呼ばれる、月の光を浴びることで魔力を帯びる鉱石です。

TIPS
鳥羽の石の謂れは、もとの鉱石の色が濡れ羽のように黒いことからです。

月の満ち欠けによって、色や光の強さが変わるという特徴があります。

月の光に応じて、硬度・威力・効果が変わり、鍛治師(スミス)の間では、武器の素材として利用されます。

ただし、ダンジョンが地下にあり、月の光に縁のないオラリオでは、鳥羽の石は出回っていません。

鳥羽の石の効果が最大となるのは、満月の夜です。

殺生石の儀について

対象となるルナールの魂・魔力を殺生石に完全に封じ込める儀式のことです。

生きたまま魂を引き剥がすため、禁忌とされています。

魂を引き剥がされる際には、とてつもない苦痛が伴います。

殺生石の儀は、鳥羽の石の効果が最大となる満月の夜に行われます。

殺生石の儀の生贄はどうなる?

生贄にされたルナールは魂の抜け殻となります。

殺生石を魂が抜かれた肉体に注入することで、生贄となったルナールは目を覚ますことができます。

しかし、殺生石の儀を行う前と同じ状態に戻るためには、砕かれた殺生石が完全に揃った状態であることが前提となります。

もし、殺生石の欠片が紛失したり、壊れたりしていた場合、魂を戻したとしても赤子同然の人形となるか廃人となってしまいます。

殺生石の由来

那須野原に存在する殺生石がモデルとなっていると考えられます。

玉藻前の伝説

鳥羽上皇の寵姫であったとされる、玉藻前と呼ばれる伝説上の人物がいました。

玉藻前は妖狐の化身であり、それがバレて、那須野原で討伐されて石になってしまいます。

この石が毒を発し、生き物の命を奪うため、『殺生石』と呼ばれるようになりました。

その後、玄翁和尚によって砕かれて、全国に欠片が飛散したと言われています。

参考:殺生石 – Wikipedia

【ネタバレ】殺生石にまつわるイシュタル・ファミリアの話

ここでは殺生石に焦点を当てて、

イシュタルが殺生石を求めた理由

フレイヤ・ファミリアとの抗争に勝つためです。

殺生石の儀を終えて、妖術を手に入れたイシュタルは、フレイヤへ構想を挑む予定でした。

アイシャは3年前に殺生石を破壊する

イシュタルは殺生石を手に入れますが、春姫が犠牲になることをしったアイシャは殺生石を破壊します。

殺生石を破壊したアイシャは、今後逆らえないほどにイシュタルに魅了されてしまいます。

またどのタイミングかはわかりませんが、イシュタルはアイシャにフレイヤとの抗争が終われば、殺生石の中身を春姫に返すと約束しています。

しかし、フレイヤ・ファミリアと抗争を終えた後で、全ての殺生石の欠片が無事であるはずがなく、口だけの約束であったと考えられます。

春姫の殺生石の儀式

春姫の殺生石の儀のために、祭壇として別館の屋上の空中庭園が作成されました。

祭壇を作ることで、殺生石単体で儀式を行うよりも効率よく魂を殺生石に封じ込めることができるようになります。

空中庭園は複数の塔に囲まれており、地面は石版が敷き詰められています。

石版には、特殊鉱石である「黒闇石(ダルブ)」と「月嘆石(ルナティックライト)」が使用されていました。

そして、暴れることを防ぐために首・胴体・手足に鎖が巻き付けられていました。

殺生石は儀式用のつるぎの柄頭に取り付けられており、これで春姫を貫くことで魂を魔力共に封じ込める予定でした。

青白く光っていた石版が赤くなった時が儀式の刻限となります。

しかし、ベルと命に阻まれ、フレイヤ・ファミリアの攻撃によって、イシュタルが画策していた殺生石の儀は失敗に終わります。

原作「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」で『殺生石』について語られているシーン

ここでは、原作「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」で『殺生石』について語られているシーンをざっくりと紹介していきます。

『殺生石』は原作小説7巻で登場します。

7巻「2章 走れクラネル」

ヘルメスが、イシュタルの元に依頼されていた荷物を届けるシーンで、運搬途中に箱が空いてしまって、中身が見えてしまったと言います。

7巻「3章 狐兎憂悶」

イシュタルが、フレイヤがベルに執着していることを知り、団員たちにさらってくるように伝えます。

その際に、サミラが「殺生石」の儀式が終わってからの方が良いとイシュタルに提案します。

7巻「4章 ヨシワラ×ウタカタ」

ヘルメスが、自身の流した情報が不安になり、ベル達のもとへ尋ねます。

その際に、暗い顔をしているのを見て、相談に乗ることになります。

そして、春姫を助け出そうとしているのを聞き、イシュタルのもとへ運んだ荷物が『殺生石』というアイテムであることを伝えます。

続いて、ベルがホームに戻った時にヘスティアに殺生石のことを聞くも、聞いたことがないと答えられます。

7巻「5章 殺生石」

ここで殺生石について、詳細が明らかになっていきます。

「ヘスティアの元に訪れたタケミカヅチ」「イシュタル・ファミリアの資料室へ忍び込んだ命」「ヘルメスの元におずれたアスフィ」

それぞれが殺生石について語っていきます。

殺生石について、詳しく知りたい方はこの章を読んでください。

『殺生石』は春姫編の鍵となるアイテム

ベルはイシュタルから逃げ出すも、春姫がその日の夜に「殺生石の儀」で犠牲になってしまうことを知り、春姫を救出することを決意します。

春姫編は、原作小説7巻、アニメ2期で語られています。

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